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連休を使ってクルーズ旅行に行ってみたいけど、2泊3日で行けるクルーズあるかな?
なぜダイヤモンドプリンセスの旅程は、5泊6日が最短プランなのか?
日本1周クルーズなのに、なぜ韓国に立ち寄るのですか?
ツアー旅行と違って、クルーズの旅行日程って初めての人には分かりにくいですよね。実は国内発着クルーズの旅行日程や行先・ルートには、国内発着クルーズ特有のルールがあるんです。
私はクルーズ歴7年、国内発着クルーズ専門家のくま船長(@kumarisu_cruise)です。
国内発着クルーズの旅行日程は大きく2つに分かれます。
国内発着クルーズの種類 | 旅行日程(ボリュームゾーン) | 旅行日程(最短) |
---|---|---|
日本船クルーズ(にっぽん丸、飛鳥Ⅱ) | 3泊4日 | 2泊3日 |
海外船クルーズ※1 | 9~10日間 | 5泊6日 |
この記事では、国内発着クルーズの旅行日程が上記のようになる理由について解説します。
この記事を読むと、ご自身のお休みに合わせたクルーズ旅行をチョイスできます。
冒頭で結論を述べるとすると、下記の通りです。
- 6日以上の休暇が取れる人 : 格安な海外船クルーズがおすすめ!
- 5日以下しか休暇が取れない人 : 最高級の日本船ショートクルーズがおすすめ!
特に外国船クルーズは、日本の長期休暇(GW、夏休み、シルバーウイーク、冬休み)に合わせて、旅行日程を組んでいるので、会社員・公務員の方におすすめです。
また、長期休暇が取れない方向けに日本船ショートクルーズや船の旅を体験できる日帰りクルーズがおすすめです。
ふるさと納税の返礼品で乗れる日帰りクルーズを解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
各クルーズ客船の詳細情報をお探しの方は下記の記事をご覧ください。
海外船クルーズの日程とカボタージュ規制
海外船クルーズは最短5泊6日の日程が必要です。この理由について解説します。
クルーズ船には、「飛鳥Ⅱ」や「にっぽん丸」といった日本船籍の日本船と「MSCベリッシマ」や「ダイヤモンドプリンセス」といった外国船籍の外国船があります。
日本船と外国船の違いについては、下記の記事に詳細を記載しておりますので、気になる方はご覧ください。
国内発着のクルーズ旅行の日程を検討するにあたり、この日本船と外国船の法律上の違いを知っておく必要があります。
なんでクルーズ旅行に法律が関係してくるの?
カボタージュ規制という国際法により、外国船は日本国内の港だけを経由する旅程を組むことはできません。
カボタージュ規制と外国船クルーズ
日本発着クルーズでも、外国船を利用する場合は、必ず外国の港に立ち寄る必要があります。
- カボタージュ規制とは
- カボタージュとはフランス語で、国内の港間の旅客・貨物の海運輸送のことをいいます。
外国船籍の船が、日本国内の港間の輸送を禁止することをカボタージュ規制といいます。
例えば、外国船籍の旅客船が横浜に寄港しても、横浜から神戸への国内輸送はできません。
なんでそんな法律があるの?
周りを海に囲まれた日本を守るためには、カボタージュ規制が必要なんです
カボタージュ規制のメリット
- 運航の安全性の確保:安全な輸送が保証される
- 国内の運送業者の保護:外国の運送業会社との競争から保護される
- 経済的貢献を促進:国内の運送業者の雇用を確保
カボタージュ規制のデメリット
- 価格低下やサービスの向上を阻害:国外の運送業者と競争が起きないため
- 運送効率の低下:複雑なルートで運航する必要があるため
- 国際貿易への影響:国外の運送業者は国内市場に参入することが制限されるため
外国船籍のクルーズ船にもカボタージュ規制が適用されています。
外国船は国内のみをクルーズすることはできず、外国の港に寄港(ワンタッチ)しなければなりません。そのため、近隣の台湾の基隆(台北)や韓国の釜山に寄港することでカボタージュ規制を回避しています。
例えば、下図のように横浜と沖縄を外国船が往復するルートは、カボタージュ規制のNG対象です。
その場合、カボタージュ規制のOKにするには、下図のように横浜と台湾を往復し、沖縄も寄港するというルートにすることです。
以上のようにカボタージュ規制を回避して旅行の日程を組もうとした場合、台湾または韓国の港に立ち寄る航海ルートを組む必要があります。
その結果、日本国内から一番近い韓国の港と国内の港を6日間かけて経由するコースが最短の旅行日程となります。
具体的な旅行日程を組むとこんな感じです。
- 1日目:横浜 or 神戸で乗船
- 2日目:終日クルーズ
- 3日目:韓国(釜山or済州島)
- 4日目:九州(長崎、鹿児島等)
- 5日目:終日クルーズ
- 6日目:横浜 or 神戸で下船
上記日程は日本の主要クルーズ港である横浜・神戸発着を前提としています。
九州の港や金沢港といった韓国に近い港を発着港に選んだ場合は、旅程を短縮できますが、一般的ではないコースなので、除外しています。
それは日本のルールではなく『国際ルール』
なので「韓国に行きたくない! 日本だけの航路を作れ😡」という方は、外国籍船をチャーターするジャパネットさんのクルーズは諦めて
飛鳥Ⅱやにっぽん丸という『日本籍の船』に乗ればOK🙆🏻♀️なわけ
こちらは日本だけの航路がちゃんとある
お値段お高いけど…
女性:X(旧Twitter)のツイートより
寄港地(観光目的で立ち寄る港)の制限
またカボタージュ規制以外にも、入港時の物理的な制約があります。大型クルーズ船には、その大きさに対応した港が必要です。
小型船ならば入港できる港でも、大型船では入港できないケースも多いです。
そのため、必然的に寄港地や航路の選択肢が限定されるという側面もあります。
長期連休は外国船クルーズ旅行がオススメ!
それでは次に、海外船クルーズの日程が実際何日くらいかを解説します。
2023年度4月から11月までに予定されている海外船クルーズの旅程を、日数別に運行回数を仕分けしたグラフは下記のとおりです。
海外船の旅程は9〜10日間がボリュームゾーン
海外船クルーズのボリュームゾーンは9〜10日間だね。
この日程ならば、サラリーマンや公務員の長期休暇でも、何日か有給を使えばクルーズ旅行に行けるね。
海外船クルーズ会社は、メインターゲットを30代〜50代のファミリー世代をメインターゲットとしているから、GWやお盆期間に合わせて発着日を計画しています。海外船の発着日が気になる方は、下記の記事で詳細を解説しているのでご覧ください。
また大学生ならば、長い夏季休暇や春季休暇を利用して、ハイシーズンをずらして3〜4人のグループで乗船すると、非常にオトクにクルーズ旅行が楽しめます。
行先ルート別の日程
次は、行先ルート別に詳細な日程を分析してみました。ざっくりの日程感も記載しています。
台湾ルート:7〜11日間
- 乗船下船日:2日(横浜or神戸発着)
- 寄港地:2〜4日
- 終日クルーズ:3〜4日
- 海外寄港地:基隆(台北市)
韓国ルート:6〜10日間
- 乗船・下船日: 2日(横浜or神戸発着)
- 寄港地:2〜6日
- 終日クルーズ:1〜3日
- 海外寄港地:釜山or済州島(韓国)
【図】韓国ルート
日本1周(+韓国)ルート:10-11日間
- 乗船・下船日: 2日(横浜or神戸発着)
- 寄港地:3〜6日
- 終日クルーズ:2〜3日
- 海外寄港地:釜山or済州島
各外国船の実際のクルーズプランは下記の記事で紹介しています。
海外船クルーズの最短日程は5泊6日
上記でも述べたように、日本国内から一番近い韓国の港と国内の港を6日間かけて経由するコースが最短の旅行日程となります。
具体例:シルバーウィーク(2023/9/15出発):5泊6日 韓国ルート
- 乗船・下船日:2日(横浜発着)
- 終日クルーズ:2日
- 寄港地:2日(佐世保、済州島)
この日数ならば、長期休暇が取れない仕事の人も、閑散期ならばクルーズ旅行に行けるね。
長期休暇がとれないから、クルーズ旅行に行けないと思い込んでいる人でも、仕事スケジュールを調整すれば旅行に行けるかもしれませんよ!ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
短い連休は日本船ショートクルーズ(2泊3日〜3泊4日)がオススメ!
6日間も仕事休めないよという人には、日本船のショートクルーズがおすすめです。
日本船はカボタージュ規制の影響がなく、国内のみの航海の場合、関税の手続きも不要です。
さらに小型船のため、様々な港に停泊することができます。その結果、国内の色々な港を乗船・下船でき、航路の自由度が高いです。
乗船する港と下船する港が異なるワンウェイクルーズが多いのも特色です。
2023年度4月から9月までに計画されている日本船クルーズの旅程を、日数別に運行回数を仕分けしたグラフは下記のとおりです。
日本船の旅程は3〜4日間のショートクルーズが多い
日本船クルーズのボリュームゾーンは3〜4日間のショートクルーズです。
この日数ならば、短い連休をスケジュールすれば、クルーズ旅行に行けるね。
具体例:2024/9/16出発: 2泊3日 横浜、伊豆諸島クルーズ
- 乗船・下船日:2日(横浜発着)
- 伊豆諸島クルーズ:1日
日本クルーズ会社は、日本独自の休日に合わせ,3連休などに合わせて発着日を計画しています。日本船の発着日が気になる方は、下記の記事で詳細を解説しているのでご覧ください。
連休を取れない場合はデイクルーズで海の旅を体験しよう!
飲食店や販売店等にお勤めの方は、連休をとることが難しい方もいるかもしれません。そんな方や海の旅を体験したいという人には、デイクルーズがおすすめです。
神戸クルーズ コンチェルト
「コンチェルト」は、神戸発着のレストラン船です。デッキからは神戸の街並みや夕陽が楽しめ、ピアノの生演奏を聴きながら食事やスイーツを楽しめます。
神戸発着の日帰りクルーズの魅力は下記の記事で紹介しています。
東京ベイ・クルージングレストラン シンフォニークルーズ
シンフォニークルーズのおすすめポイント
- もっと楽しく、もっと優雅に。気軽に非日常的空間へ
- 船内は動くホテルのようで、大きな窓から東京シティを眺められる
- 本格的フレンチやカジュアルなイタリアンが楽しめる
- 昼と夜で景色が変わり、シチュエーションに合わせた利用が可能
- 大切な記念日にはピッタリ!
海の旅を体験したいという人にオススメ!
また、ふるさと納税で行けるデイクルーズもありますので、節税しながら海の旅を満喫してみてはいかがでしょうか?
【楽天ふるさと納税】神戸リゾートクルーズ 「boh boh KOBE」 60分間クルーズ:7,000円
【ふるさと納税】神戸リゾートクルーズ 「boh boh KOBE」 60分間クルーズ 乗船券 大人2枚
【楽天ふるさと納税】神戸港遊覧 ペアご招待券:7,000円
【ふるさと納税】神戸港遊覧 ペアご招待券 | 兵庫 兵庫県 神戸 神戸市 近畿 お取り寄せ ご当地 名産品 特産品 お土産 神戸土産 楽天ふるさと ふるさと 納税 2020 支援 返礼品 お礼の品 チケット 券 ペア ペアチケット 観光
まとめ: 休暇日数に合わせて海外船・日本船・デイグルーズを選ぼう!
今回は、国内発着クルーズ船の旅行日程について、解説しました。
本記事の要点は下記4点です。
本記事の要点
- カボタージュ規制により、海外船と日本船クルーズの旅行日程が異なる
- 海外船クルーズのボリュームゾーンは9〜10日間、最短は5泊6日
- 日本船クルーズのボリュームゾーンは3〜4日間、最短は2泊3日
- 連休とれない人は、デイクルーズがおすすめ
またクルーズ船別 おすすめな人は下記のとおりです。
クルーズ船別 おすすめな人
- 海外船クルーズ:6日以上お休みの取れる人
- 日本船ショートクルーズ:3日〜5日のお休みの取れる人
- デイクルーズ:連休の取れない人、海の旅を体験したい人
ご自身のお休みにあったクルーズ旅行がきっと見つかりますので、国内発着クルーズ旅行をご検討いかがでしょうか?
本記事で紹介したクルーズ船のクルーズプランや日程の詳細は下記の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
またクルーズ旅行を体験してみたい方は下記の日帰りのデイクルーズがおすすめです。
クルーズ旅行におすすめな旅行グッズは下記の記事で紹介しています。クルーズ船に乗船予定のある方はぜひご覧ください。
皆さんの中で、国内発着クルーズ旅行について気になった方がおりましたら、国内発着クルーズ旅行の魅力について、下記の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
また、もし分からないことがあったら、お気軽にTwitter@kumarisu_cruiseで連絡をください。
今回の記事で、クルーズ旅行に行ってみたいと感じてもらえたら、嬉しいです。
これからも国内発着クルーズ旅行の情報について、発信していきます。また見に来てくださいね♪
以上、くま船長(@kumarisu_cruise)でした!