MSCベリッシマ(ジャパネットクルーズ)船酔いする?ブログで徹底解説

MSCベリッシマ(ジャパネットクルーズ)船酔いする?ブログで徹底解説

MSCベリッシマって船酔いするの?船酔いの経験があるから一日中船の上での生活って心配……

大型クルーズ船はあまり揺れないと聞いたけど、台風とか悪天候の時の船の揺れがきになります……

万が一の時のために船酔いに効果的な薬や製品について知りたい……

MSCベリッシマのような最新鋭の大型クルーズ客船は、通常時は遊覧船やフェリーのような揺れ方はしません。しかし、悪天候で波が荒れている場合は軽い船酔いされる方も多いです。

くま船長
くま船長

私はクルーズ歴6年、国内発着クルーズ専門家のくま船長(@kumarisu_cruise)です。

この記事では、ジャパネットクルーズでおなじみのMSCベリッシマの船酔いについて、船の揺れ具合から船酔い対策まで解説します。この記事を読むと、船酔いしやすい人でも安心して、船旅を満喫できます。

この記事で紹介しているので、船酔いしやすい私でもクルーズ船で船酔いでひどい思いをした経験はありません。特に酔い止め薬”アネロン”はよく効くのでクルーズ旅行のお守り代わりにおすすめです。

MSCベリッシマの船酔い以外の情報は下記の記事でまとめています、気になった方はぜひご覧ください。

MSCベリッシマの魅力とクルーズプラン、お役立ち情報を徹底解説

MSCベリッシマに持っていけばよかった!おすすめの旅行グッズ

クルーズ船でひどい船酔いの経験者は1割程度!?

船上で過ごす時間がほとんどのクルーズの旅では、船酔いを心配されるクルーズ初心者の方はたくさんいます。でも実はクルーズ旅行でひどい船酔いを経験した人は1割程度だという事実知っていますか?

大手旅行会社である阪急交通社のアンケート調査によると、「クルーズ旅行中に、ひどい船酔いをした」と回答した人はクルーズ経験者の約1割しかいませんでした。

出典:阪急交通社HP

リピーター率の非常に高いクルーズ旅行者の内の1割しか、ひどい船酔いを経験したことがないって実はすごいことです。

リス
リス

でも僕は遊覧船やフェリーに乗ると必ず船酔いで死ぬほど気持ち悪くなっちゃうよ

ナゼほとんどのクルーズ旅行者は、ひどい船酔いを経験したことがないのかについて次の項目で解説します。

MSCベリッシマはナゼ船酔いしにくいのか

クルーズ船、特にMSCベリッシマのような17万クラスの超大型クルーズ船は、通常航行時はほとんど船酔いしません。

実は船の揺れ方には大きく分けて2つの種類があります。

  • 縦揺れ:船の進行方向に対して前後に揺れる
  • 横揺れ:船の進行方向に対して左右に揺れる

MSCベリッシマが船酔いしない理由は上記の2つの揺れにそれぞれ万全な対策がされているからです。

MSCベリッシマの縦揺れ対策

MSCベリッシマの縦揺れ対策は、316mある船の全長です。実は全長の長い船ほど縦揺れがしにくいのです。それではなぜ全長の長い船は縦揺れが少ないのでしょうか

日本近海の波は、大きくても波長が100m。発達した低気圧の影響を受けてもっと巨大になったとしても、波長が120mくらいです。つまり、波の頂点と頂点の距離が120mということ。

それに対して、MSCベリッシマの全長は316m、波長の2倍をはるかに超えています2倍を超えていることがとても重要!)

縦揺れ(前後の揺れ)のメカニズム

波長が120mの巨大な波がやってきたときの船の挙動を再現しました。
上の船は、全長316mのMSCベリッシマ
下の船は、日本で一般的な全長150mのフェリー

これを見てわかるように、発達した低気圧によって巨大な波が発生しても、日本近海ではMSCベリッシマは前後の揺れは発生しないのです!!

リス
リス

だから乗船中は船の進行方法に対して前後に揺れることはなかったんだね

MSCベリッシマの横揺れ対策

クルーズ船には横揺れ(左右の揺れ)を抑える「スタビライザー」という横揺れ防止技術があります。

2019年に製造されたMSCベリッシマならば、最新鋭のスタビライザーが搭載されており、周期的な横振れ対策はバッチリです!

リス
リス

なぜ周期的な横振れはバッチリなの?

スタビライザーは、電子制御によって左右方向の揺れを感知・予測して、揺れが少なくなるようにフィンを上向いたり下向いたり動かしながら、常に最適な角度にフィンを動かします。この制御により船の左右方向の揺れを抑えています。

ただし、周期的では無く波がぶつかるような突発的な揺れには効果がありません。だから、ガタガタっと地震のような揺れがあったりします。でもこのような揺れは船酔いには関係ないので、船酔いという視点から考えると、スタビライザーで左右方向の揺れはほぼ抑えられると言えます。

海が荒れているときの対処法

大型客船とはいえ、揺れないわけではない

運悪く台風接近などで大揺れすることがあります。海が荒れているときは約43%の人が少なくとも軽い船酔いを感じているのは事実です。やはり台風や低気圧の影響を受けた波は不規則な周期であるため、最新のスタビライザー制御技術でも多少の揺れは発生してしまいます。

300m超の大型客船ですがこれだけ海が荒れていると揺れます。船酔いにより午前中は終了のお知らせ。酔い止め効いてきたので行動開始


女性:X(旧Twitter)のツイートより

また乗船初日はまだ船の揺れに慣れていないため、軽い船酔いを体験する人も多いです。

そこで以下では万が一のときのための船酔い対策について解説します。

船酔いのメカニズムと対策

船酔いのメカニズムと対策については、船乗り向け情報を発信しているアニキ船長の動画がわかりやすく解説していたので、ぜひご覧ください。

くま船長
くま船長

私もクルーズ旅行の時は”アネロン”を必ずお守り代わりにもっていきます。

揺れない場所・客室の選び方と種類の紹介

船室の選択は船酔いの予防において重要な要素です。揺れを感じにくい客室を選ぶことで、船酔いのリスクを軽減することができます。

揺れを感じにくい客室

  • 船の中心部に位置する客室を選ぶ
  • バルコニー客室を選ぶ

まず、船の中心部に位置する客室を選ぶことをおすすめします。船の中心部に位置する客室は、船の揺れを最も感じにくい場所とされています。また、船の上部や船首よりも、船の下部や中央、船尾に位置する客室の方が揺れを感じにくいこともあります。

客室の種類にも留意する必要があります。一般的には、内側客室、外側客室、バルコニー付き客室といった選択肢があります。MSCベリッシマでは内側客室とバルコニー客室ではベットの方向が異なります。左右の揺れとなるバルコニー客室がおすすめです。

MSCベリッシマの客室については下記の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

【動画で比較】MSCベリッシマの客室の選び方ガイド

船酔い時に役立つ英語フレーズの紹介

船酔いをした時は、船内クルーや客室係にコミュニケーションを取ることも重要です。しかし、船酔いで体調が悪いときに日本語を話せるクルーを探すのは一苦労です。そこで船酔い時に役立つ英語フレーズをいくつか紹介します。特に医務室でやりとりは英語となりますので、覚えておくと安心です。

  • 船酔い:”Seasick.(シースィク)”
  • 船に酔ってしまいました:I got seasick. (アイ ガトゥ シースィック)
  • はきそうです:I feel sick(アイ フィール スィク
  • 体がだるいです:I feel dizzy(アイ フィール ディズィ)
  • 酔い止め薬はありますか:Do you habe any medicine for sea sickness(ドゥーユーハヴエニィメディスン フォースィースィックネス)
  • 船内に医師はいますか?;Is there a doctor on board?(イズ ゼアア ドクター オン ボード?)
  • 日本語を話せる人はいますか?:Does anyone speak Japanese?(ダズ エニワン スピーク ジャパニーズ?):

これらのフレーズは、船酔い時の状況に応じて役立つ表現です。船酔いに悩んでいる場合は、これらのフレーズを使って周囲の人々に伝えることが大切です。

MSVベリッシマの口コミの詳細は下記の記事で紹介しています。

乗客の本音】MSCベリッシマの口コミ&感想を紹介

まとめ:船酔い対策をして、船旅を楽しもう!

MSCベリッシマは通常航行時は、超巨大な船体と最新鋭の設備の影響で船酔いするほどの揺れ方はしません。しかし、台風や低気圧の影響で波が荒れているときは軽い船酔いをする人も多いです。

そんな万が一のために下記の船酔いグッズを乗船前に準備することをおすすめします。

MSCベリッシマ乗船時におすすめな旅行グッズは下記の記事で紹介しています。乗船予定のある方はぜひご覧ください。

本記事で紹介したMSCベリッシマのクルーズプランと料金の詳細は下記の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。

本記事で紹介したMSCベリッシマ以外の豪華客船のクルーズプランの詳細は下記の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

皆さんの中で、国内発着クルーズ旅行の魅力についてもっと知りたい人がおりましたら、下記の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください

なかなか休暇が取れず本格的なクルーズ旅行は難しいよ」という方には日帰りクルーズがおすすめです。おすすめの日帰りクルーズは下記の記事で紹介しています。

また、もし分からないことがあったら、お気軽にTwitter(@kumarisu_cruise)で連絡をください。

今回の記事で、クルーズ旅行に行ってみたいと感じてもらえたら、嬉しいです。

くま船長
くま船長

これからも国内発着クルーズ旅行の情報について、発信していきます。また見に来てくださいね♪

以上、くま船長でした!

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